結論から言うと、状況(病状の重さ等)次第ではありますが隠しててもバレることは無く、仕事に支障が無ければ揉めることは無いかと思います。
私は結局クローン病にかかっていることを会社に打ち明けることにはなったのですが、特段の問題はありませんでした。
私は現在3社目なのですが、1社目で働いていた時に体調を崩し、2社目で働いていた時に病院でクローン病と診断されました。
その後、クローン病という難病にかかっていると診断されている状態で3社目に転職するのですが、まず転職活動中の面接では聞かれることが無かったこともあり、そのことを言うことなく内定をいただきました。
内定後、入社前に健康診断を受けるのですが、その際も貧血気味であること以外は血液検査の結果上は問題なく、そのまま無事入社できました。
入社後もしばらくはクローン病を患っていることを周りに知られずに過ごしていましたが、海外出張が多い部署であり、黄熱病のワクチンを打たなければならない状況になり、私はその時になってようやくクローン病という難病を患っていることを上司に打ち明けました。
クローン病を患っているということで、私は2か月に1回ステラーラという免疫を抑える薬の注射を打たなければならないのですが、黄熱病のワクチンは免疫を抑える薬との併用は基本的には不可とされており、病院の担当医とも相談したのですが、どういう症状が出るのかは責任が持てないという回答でした。
悩んだ挙句、私は黄熱病のワクチンを打つことを決め、その際、私自身の症状がどうなるか分からないということで上司に打ち明けたという経緯です。
その時の上司はかなり驚いていた様子で、かなり心配もしてくれていましたが、そこで採用時の雇用条件が変わるといったことや、ましてや解雇などという話には全くなりませんでした。
ただ、転職活動中には私の病気を転職エージェントには打ち明けており、採用面接を受ける会社には事前に私の情報を伝えておくべきかどうか、一応相談はしていましたが、転職エージェントからは「事前に話してしまうと不利になるだけなので、聞かれない限り話す必要はない」と言われていました。
私はたまたま、黄熱病のワクチンを打たなければならない関係で、クローン病にかかっていることを打ち明けなければなりませんでしたが、黄熱病のワクチンの件がなければ恐らく打ち明けないまま会社生活を送っていたと思います。
また、クローン病という難病にかかっていることを会社に知られたことで、不利益を被ったことは今のところありません。
私自身の病状としては、直腸の一部切除の手術も経験しており、一年間ほど人工肛門で生活したこともありますので、やや重症よりのクローン病患者かと思います。今でも一般の健康な人に比べるとトイレの回数が多く、疲れやすい等といった症状はあります。ただ、幸いにも仕事に大きな支障はないため、転職活動中あるいは採用後においても大きな問題はありませんでした。
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